スンバ島イカット(ヒンギー)
商品名 | スンバ島イカット(ヒンギー) |
商品番号 | T-ISI-059 |
サイズ | 99×238cm ※最長部 (フリンジ除く) |
素材 | 綿 |
生産地 | インドネシア |
制作年 | 2009年頃 |
価格 | 75,000円(税込) |
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当店の織物は、アジアの町や村で人々によって手織りされた品々です。
そのため、微細な織りむらやネップ(糸の節)、多少の歪みなどが見られる場合もございます。
どうぞ手づくりの織物の持つ味わい・温もりとご理解の程、お願い致します。
- ★ 商品詳細
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イカットの名産地スンバ島でつくられた文様が布一面に躍るイカット(絣布)のヒンギー(hinggi)です。
ヒンギーは男性の腰巻兼肩掛けとして使用されてきた織物です。こちらのスンバ島イカットは、天然染料を使用して一面に躍動するようにモチーフが展開されており、スンバ島の伝統儀式が克明に織り込まれた素晴らしいモチーフ展開となっております。
ラジャ(王/首長)の葬儀の様子と、馬に乗った伝統装束を纏った男性達が一面に織り込まれており、まるで動きが感じられるような魅力的な風合いとなっております。
スンバ島では来世へ繋がる重要な儀式として葬儀を捉えており、1~2年などの長い期間と準備を経て豪勢な葬儀が行われます。
葬儀の場面には、ラジャの来世を祈るために儀式を行っている神官、家の中で準備を進める村人達、銅鑼を鳴らして行進する男性達、捧げ物の豚を担いだ男性達、ラジャのシンボルの描かれた巨石墓などが描かれております。
半面には、王(ラジャ)の鹿狩りの様子が描かれており、特に馬の躍動感溢れる描写に優れた一品です。
島内の括り、染め、織りと各分野に卓越したつくり手に、それぞれの過程を委ねて織り上げられた特製のイカットで、通常の物よりも少量ずつの糸を丁寧に時間をかけて染め上げてつくられておりますので、モチーフのディテールと染め上げられた色彩が鮮やかに表現されており、一つ一つのモチーフから活き活きとしたダイナミズムが感じられます。
まるで絵画のように様々な文様(モチーフ)が布一面に躍動するスンバ島イカットを、どうぞお楽しみ下さい。尚、昔ながらの腰機(地機)によってつくられておりますので、幅広に仕立てるために“二枚はぎ”となっております。“二枚はぎ”については、こちらをクリックしてご覧下さい。≫
- ★ 用途など
- スンバ島のヒンギーは男性の腰巻兼肩掛け用の織物です。昨今では日常着としての使用はされておりませんが、祭儀の際には現在も着用され、今日でも婚礼の際の結納品、葬儀の際の死者への弔い品としての重要度が高く、その枚数の多さがステイタスシンボルとなっております。
ダイナミックで独創的なスンバ島絣布の織り柄を生かすように、イカットハンガーや竹材などに掛けて絵画代わりのタペストリーとして壁のディスプレイに、大きめの家具のカバーリングやテーブルクロスなどお部屋のインテリアに、そして生地素材などとして、アジアの息吹を暮らしの中で様々にお楽しみ下さい。
- ★ 備考(スンバ島イカットの文様について)
- スンバ島イカットについては、こちらの「スンバ島イカットについて」を参照下さい。