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【シルバーアクセサリーのお手入れ方法】 アジアの織物 PANDAN TREE

シルバーアクセサリーのお手入れ方法

ゴールドやプラチナなどに比べると、ちょっと手入れの手間や管理のコツが必要なイメージのあるシルバーアクセサリー。
でも、そんなちょっとした手間の必要なシルバーアクセサリーだからこそ、愛着が湧く可愛らしさがあるものです。

シルバーアクセサリーと長くお付き合い頂くために、どうぞご参考下さい。

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お手入れや変色の防止について

しばらく使わずにいたシルバーアクセサリーを久し振りに取り出してみたら黒ずんでいたり、茶色く変色していたことはありませんか?
これは、シルバーが空気中の硫黄成分と化学反応を起こして硫化した為に起こる現象です。

この硫化はアクセサリー表面のもので内部には浸透しておりませんので、シルバー専用クロスで磨くだけでも輝きはある程度復活します。

日々さっとお手入れをされる際は柔らかめの布で乾拭きをするといった感じでも宜しいですが、シルバーアクセサリーには黒ずみが出やすいのでシルバー専用クロスを一枚はお持ち頂く事をお勧め致します。

シルバー専用の洗浄液の使用に関しましては、硬度の低い柔らかめの宝石や半貴石などがあしらわれているアクセサリーは石自体が変質・ひび割れなどを生じることもあり、また刻印部分に燻し加工が施されたアクセサリーも洗浄液に入れてしまうとせっかくの刻印部分の燻しが薄くなり、のっぺらぼうで味わいの薄い風合いになってしまいますので、洗浄液は使用せずシルバークロスで日々のお手入れをして下さい。

頻繁にお使いにならないシルバーアクセサリーは、使用後の汗・脂などの水分をきれいに拭き取り乾かした後、空気と触れ難いように布などで包んだ上でチャック付ビニール袋などに入れて保管して頂くと、変色し難く輝きが長持ちし、またその後のお手入れの手間も比較的少なくなります。

また、カレン族シルバーの場合は、一度硫化で変色すると、くすみを落とす塩梅が925シルバーやスターリングシルバーよりも難しい面がございます。
長期間お使いにならない時は上記と同様に、汗などの水分・皮脂を十分に拭いて乾かした後、布などで包んだ上でチャック付ビニール袋などに入れての保管をおすすめ致します。
シルバー専用の洗浄液も、通常の925シルバーやスターリングシルバーに使用する分には便利ですが、カレン族シルバーの場合は、表面が濁ったような白味を帯びてザラ付きを伴って変質してしまうことがありますので、ご使用はお避け下さい。

また、湿気の多い所に長期間しまいっ放しにしておりますと、塩化を起こす事がございます。
この塩化は硫化よりも厄介なもので、一度塩化による変色が生じると元の状態に戻す事が困難となります。
そのため、アクセサリーの保管場所にもお気を付け下さい。

シルバーでつくられたアクセサリーの一番のお勧めは、しまいっ放しにせずに時折ご使用頂くことかと思います。
身に着けて頂くことにより、日常生活の上で肌や衣服などの布地とアクセサリーが程よい塩梅で擦れ合うために変色し(くすみ)難い状態が続きますので、状態のチェックがてら時折アクセサリーをご使用頂くのがお勧めです。

シルバーアクセサリーのご使用環境についての注意事項

入浴・就寝・温泉・サウナ・水仕事・スポーツ・汗をかきやすい環境・海水浴などの際には、シルバーアクセサリーは外して下さい。
特にシルバーは温泉や入浴剤に含まれる硫黄成分であっという間に黒く変色してしまいますので、温泉に入る際や入浴の際は絶対に外して下さい。
また、洗剤・化粧品などに含まれる界面活性剤なども変色の要因となりますので、付着した際や刻印の溝に溶液や汚れが溜まった場合などは、水か35℃以下のぬるま湯でサッと洗い、充分に水気を拭き取って乾かして下さい。