バリ島 & ヌサペニダ島の織物Bali & Nusa Penida Textile

インドネシアのバリ島とその沖合に浮かぶヌサペニダ島でつくられた、様々な風合いの織物です。

バリ・アガの村トゥガナンでつくられるグリンシンは、無病息災を願い魔除けとして持ち主を守ってくれる神聖な織物として織り続けられてきました。

また、元来は腰巻（サルン）として島の人々に使用されてきたウンドゥッは島内の様々なエリアでつくられておりますが、その中でもシドメン周辺でつくられた物は風合いが良い事で知られており、凛とした美しい色彩と細糸で丁寧に織り上げられたシャリ感のある薄手の質感が魅力です。

また、ヌサペニダ島でつくられるランランは近年復興を遂げた織物で、波模様の中に見えるハツリ（空孔）が特徴的な、爽やかな風合いと華やかな彩りが魅力です。
このランランは一時廃れつつあったそうですが、時を経た2010年頃からいにしえの織り技法を知る島の数人の老人の尽力と自治体などの支援により制作が再び始まり、インドネシアのデザイナーの目に留まりコレクションに登場するなどして、復活を遂げたそうです。

緑豊かなバリ島とヌサペニダ島でつくられた手織り布を、どうぞお楽しみ下さい。

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